半日セレブな休日

年末からマニラ在住の息子が一時帰国をしています。日本からリモートで働くので有休を消費することなく1ヵ月間の滞在です。今では日本の会社でも、こういう働き方も可能になりましたよね。あれ?可能ですよね?可能なはずですよね…?

息子もすっかり大人ですが、20代の情操教育の一環として喰切料理「八方」さんのランチに連れて行きました。若いうちにほんの一端でも上流の世界を体験することは、今後の人生の羅針盤になると考えています。

見るからに贅沢なウニ乗せ胡麻豆腐の帆立餡

次々と旬の高級食材を総勢10皿ぐらいのお昼の料理でした。まながつおの味噌焼き美味かった~!いつ食べてもまながつおは裏切らない。とにかく日本酒に合う絶品料理の数々なので昼からシコタマ飲みました。〆の鰻ごはんの後は、嫁さんと息子がデザート食べている間に僕だけさらに追加で蕎麦をいただきました。コシのある蕎麦は僕の知る中で岡イチです。
我が家の資金力の都合で今回は昼にお邪魔しました。昼の料理のお得感は凄いですが、やはり真骨頂は夜の料理です。使う食材のレベルがさらに上がります。予算が許せばぜひ夜の料理を。

食事の後は表町の三香堂さんに寄りました。息子の彼女のお土産に香り袋を買うのと、龍涎香の香りを嗅いでみるのが目的です。龍涎香とはマッコウクジラの腸でできる結石で、偶然でしか入手できない貴重品です。散歩中に浜に流れ着いた龍涎香を拾って大金持ちに、というニュースを極稀に見かけます。1gで10万円とからしいので。
突然、「あの~、龍涎香を…」なんて客が来たもんだからお店の人も何事かと驚いたようです。特別に色々な龍涎香の線香の香りを嗅がせていただき、ついでにチロルチョコぐらいの大きさの欠片で30万円もする伽羅の香りも嗅がせていただきました。
結局、龍涎香はそれ自体は香りが強く臭さもあるそうで、スパイスのようにほんの少しだけ使って、他に龍涎香を引き立てる香りとブレンドして線香を作るのだそうです。ウイスキーでいうアイラモルトみたいなもののようです。ブレンデッドウイスキーにちょっとだけ使うみたいな。なので、これが龍涎香の香りというのも難しいそうです。ウイスキー愛好家として色々と勉強になりました。
三香堂さんには可愛い巾着に入った色々なオリジナルブレンドの香り袋が売ってます。お土産やプレゼントにおススメですよ。
古くから華道、茶道とならび香道というものがあります。香りを楽しむなんてのは心と時間に余裕がある人の究極の贅沢ですね。
ご興味あればぜひ

庶民がたまに贅沢をすると勢いがついてしまうもので、お次は前々から行ってみたかったラリック by TOMIYAさんにも行きました。芸術品のラリックの品々は素晴らしいのひとこと。
ファセット カットの精度が素晴らしい
12月は仕事頑張ったし、最近高いグラス買ってないし、奮発してファセットを買いました。高い酒を注文してくれたら使いますのでぜひ。嫁さんも勢いがついてニュイという15000円もするアロマキャンドルを買っていました。お小遣いは夫婦別会計なので俺は知らん。確かにもの凄い良い香りです。
小銭を落としたので調子に乗って色々と見せてもらいました。特に2階が凄くて100万円を超えるオブジェの数々!600万円のテーブルを前に500万円を超えるソファーにも座らせていただきました。頭上には1000万円のシャンデリアがぶら下がっていました。全てが別次元です。置いてあるもので一番高いのは4000万円だそうです。何かは行って探してみてください。ちなみに入口の扉も特注で1000万円だそうです。
その他にも色々と話が聞けました。箱根ラリック美術館がなんで東京じゃなくて箱根なの?と前々から不思議でしたが、なんと個人コレクターの方が趣味が高じて美術館を建てたのだそうです。なるほど納得。長閑な別荘地にあるオルゴール館と同じですね。僕は行ったことが無いですが箱根に行ったときにはぜひ。箱根まで運んだオリエント急行のサロンカーの車両でティーセットが楽しめるみたいです。スペシャルな時間が過ごせそうですね。

夜は自宅で3月の飲み残しの息子の生まれ年のウイスキー、グレンロセス1997を飲み干しました。

お腹も鼻も目も満足の充実した休日でした。